インターウニ・ゼミナールは、ドイツの文化・社会に関心を持つ日本人とドイツ語圏の学生・教員たちが、さまざまな大学から集まって(interuniversitär)、一つのテーマについて日独、あるいはアジアとヨーロッパの文化を比較・対照しながら(interkulturell)、専門の枠を超えて(interdisziplinär)、ドイツ語で話し合うゼミナールです。また、参加者が、国籍や文化の違いはもちろん、先生と学生、学生と社会人といった立場の違いや世代差・性差を超えて討論し、互いに学びあうこと (Inter-Lernen)が重要だと考えています。このゼミナールが目指しているのは、単なるドイツ語会話の練習ではなく、現代のさま ざまな問題について、ドイツ語母語話者もまじえてドイツ語で議論することであり、その経験が参加者の専門研究や今後の社会での活動と結びつくことも期待 しています。










33回 夏のインターウニ・ゼミナール 参加者募集のお知らせ

申込みは定員に達しました。
たくさんのお申込みありがとうございました。



セクシュアリティ - 身体・イメージ・政治

Geschlechterbeziehungen - Körper / Image / Politik
     

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Deusche Version

    私たちの、あなたが生きているこの社会は、必ずしもあなたや私に見えている通りだとは限りません。社会には見えない仕組みがあります。それをより良く知り理解するには、自分とは違った立場から社会を眺めてみることもひとつの方法でしょう。社会は様々な分割線に沿って構成されています。それはたとえば金持ちと貧乏人、若者と老人、健康な人と病気の人、国籍所有者と外国人、そして男と女の間を走っているのです。
  この最後の分割線、つまり性差を私たちは今回のテーマに選びました。
  この分割線を飛び越え向こう側へと赴くこと、つまり他者の視点からものを見ること。それは簡単なことではありません。そのために私たちはまず、当たり前だと思われている事柄を普段とは異なった視点から眺め不思議だと感じる練習をしてみようと思います。あなたが日々経験する事柄、あるいはあなたが日々目にする文章や映像、その中には性差を前提として初めて了解できるものがたくさんあります。しかしあなたはそのことに気づきません。あなたが自分の性を当然のものとしてその視点から見ることに慣れきっているからです。まず皆でそのような経験や例を探し出し、それが各人にどう見えているのか互いに比較してみましょう。
  次に私たちは現代において性差の問題がどのような姿をとるのかを、女性の社会参加に関する議論、メディアが性差をどのように表象するか、文学において「愛」と「肉体」がどのように記述されているか、に分けて検討します。
私たちはさらに歴史的検討へと進みます。戦後ドイツにおけるいわゆる「性革命」や性的マイノリティーをめぐる政治状況などを扱います。最後に私たちは性差をめぐる構成がひとつの社会の中にとどまらず、私たちが他の文化、他の文明圏に向ける眼差しをも規定していることを見ようと思います。性差は私たちの日常においてのみならず世界史的規模においても作用しているのです。
  このゼミナールが終わった時、あなたは同じ事柄が性の違いによってまったく異なった姿を見せることに驚き、社会を今までとは違った新鮮な視線で見ることになるでしょう。

  ゼミでは基本的に、小人数グループで、事前に配布されるテクストについてじっくり討論し、その後、議論の内容を全体会で報告してさらに全員で討論します。下記の「参加資格」にも記したとおり、ある程度のドイツ語力は参加に必要ですが、多少足りないところがあっても意欲さえあれば大丈夫、とも考えています。それでもまだ自分のドイツ語力に不安がある方も多いでしょうが、そこは参加者同士で助け合ったり 一緒に準備したりするうちにきっとなんとかなります。まだドイツ語に自信がなくて「何か言いたいことがあってもどう言えばいいのかわからない」、あるいは「ドイツ人の発言がよくわからない」といった場合には、日本語も使って発言や理解を助けあうようにしていきましょう。自由時間には野尻湖や湖畔で水泳、ボート、ジョギング、サイクリング等のスポーツで思いっきり気晴らしすることもできます。ドイツ語力も考え方もさまざまな日本やドイツや韓国からの新たな友人達と、大いに楽しく議論してみませんか? ドイツ語漬けの充実した5日間が待っています。積極的な参加を期待しています!

      

日 時: 2011年7月30日 (土) ~ 8月3日 (水)
          (7月30日は野尻湖花火大会が予定されています。)
 
場 所: 〒389-1303 長野県上水内郡信濃町野尻湖 ほとり荘 (Tel: 0262-58-2606)

参 加 費: 39,000円 (4泊5日の宿泊・食事を含む。交通費は含みません。
                なお、池袋から現地までバス(片道4500円))をチャーターします。)

参加資格: ドイツの文化・社会に関心を持ってドイツ語を勉強している学生・院生、および社会人。
(3年程度以上のドイツ語学習歴があることが望ましい。専攻は問いません。)

募集人数: 25名程度

申込締切: 申込みは定員に達しました。

込先:  http://www.interuni.jp/anmeldung から

(携帯から申し込む場合は http://www.interuni.jp/keitai のフォームから


  (それ以降は、http://www.interuni.jp/mailに問い合わせてください。
   それ以前でも募集人数に達し次第締め切ります。)


◆ 上記申込みサイトが使えない場合や、申し込みしたのにメール連絡がない場合、またゼミについての質問がある場合等は、実行委員会宛に連絡してください。
◆ 前回(第32回)のインターウニについてはhttp://www.interuni.jp/2010s/archiv/32indexを、また、それ以前のゼミナールについては
http://www.interuni.jp/Sommergeschichte.htmlをご参照ください。
◆ 往復の交通手段として、東京 (池袋駅) から現地まで往復バスをチャーターします(片道4500円。この金額は参加費に含まれていません)。


講 師(予定): 足立信彦(東京大学)、Ralph Degen(一橋大学)、Mechthild Duppel-Takayama (慶應義塾大学)、浜崎桂子(立教大学)、Herrad Heselhaus (筑波大学)、水戸部由枝 (明治大学)、三ツ石祐子(慶應義塾大学)、須藤温子(日本大学)、高橋優 (宇都宮大学) ほか

主 催: インターウニ実行委員会 (代表:足立信彦・浜崎桂子)

(ホームページ: http://www.interuni.jp/  連絡先:http://www.interuni.jp/mail)

協 力: Goethe-Institut(ドイツ文化センター)
    Deutscher Akademischer Austauschdienst(ドイツ学術交流会)