39回 夏のインターウニ・ゼミナール (ドイツ語ドイツ文化ゼミナール)

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今回のゼミのテーマ:  

岐路に立つ「共通の価値」 ―― „Gemeinsame Werte“ in Gefahr 

ドイツのメルケル首相は来日するたびに、日本とはgemeinsame Werteを共有していると強調してくれます。おそらく中国に対しては、この言葉をメルケル首相は使いません。これを「共通の価値観」と訳してもその重みはなかなか伝わりませんが、日本とドイツの間では、あるいはG7の国々の間では、いったいどんな基本的「価値」が共有されているのでしょう? そもそもgemeinsame Werteとは何をさすのでしょうか?

今なお国連にとって「敵国」と位置づけられている日本とドイツは、第二次世界大戦敗戦後、民主主義国家として再出発することによって、西側世界の一員となり、世界から一定の信頼を勝ち得てきました。日本でそれを可能にしたのは、「戦後民主主義」として培われてきた基本的人権や法治国家といった「価値」でした。これを教えてくれたのはアメリカ合州国でしたが、そのアメリカの大統領が、今や自国第一主義や移民排斥を掲げて大迷走を始めていることは周知のとおりです。そして日本も、「押しつけ憲法」を改正したいと考える首相のもとに、「内心の自由」や「報道の自由」など、さまざまな基本的な価値が急速に撤回され始めています。

人類が長い歴史の中で戦い取ってきたはずの自由や民主主義、基本的人権などの「価値」が、今や日本のみならず、多くの国で危機にさらされています。ヨーロッパ各地で、そしてもちろんドイツでも、難民問題をきっかけに排外主義的傾向が強まっており、Brexit以降のEUの今後の展開は楽観を許しません。なぜ今、世界のあちこちで大きな社会変化が生じ始めているのでしょうか? 今までの「共通の価値」が少しずつ変質し、代わりに「道徳」や「主導文化(Leitkultur)」が唱えられるとき、私たちの社会はどのようになっていくのでしょうか?

今回のインターウニ・ゼミナールでは、これまで私たちが社会の当然の前提と考えてきた基本的な「価値」の数々とその変貌の様相について、歴史的・国際的・学際的な視点から考え、ドイツや韓国から来た学生や教員たちも交えてできる限りドイツ語でディスカッションしていきたいと考えています。

ゼミでは、小人数グループで、事前に配布されるテクストについてじっくり討論し、その後、議論の内容を全体会で報告してさらに全員で討論します。裏面の「参加資格」にも記したとおり、ある程度のドイツ語力は必要ですが、多少足りないところがあっても意欲と好奇心さえあれば大丈夫、とも考えています。議論に際して「何か言いたいことがあってもどう言えばいいのかわからない」、あるいは「ドイツ人の発言がよくわからない」といった場合には、日本語も使って発言や理解を助けあうようにしています。自由時間には、山中湖でボート、湖畔でジョギング、サイクリング等のスポーツで思いっきり気晴らしすることができます。ドイツ語力も考え方もさまざまな日本やドイツや韓国からの新たな友人達と、大いに楽しく議論してみましょう。多くのドイツ人学生にも来てもらっての、ドイツ語漬けの充実した5日間が待っています。みなさんの積極的な参加を期待しています!


申 込 先: 参加申込みは次のサイトから: http://www.interuni.jp/anmeldung

Anmeldung der deutschen Studenten: bitte anfragen unter
http://www.interuni.jp/mail 

・ 日  時: 201784 () 88 ()

・ 場  所: 山中湖畔「レイクサイドイン富士波」

(〒401-0502 山梨県南都留郡山中湖村平野1910 Tel: 0555-65-8258、)

・ 参 加 費: 37,000円 (4泊5日の宿泊・食事を含む。交通費は含みません。
現地集合となります。)

・ 参加資格: ドイツの文化・社会に関心を持ってドイツ語を勉強している学生・院生、および社会人。 (3年程度以上のドイツ語学習歴があることが望ましい。専攻は問いません。)

・ 募集人数: 25名程度

・ 申込締切: 2017年7月20日(木)
(それ以降はお問い合わせください。それ以前でも募集人員に達し次第、締め切ります。)

 

・ 申込先 http://www.interuni.jp/anmeldung の申込みフォームから

◆ 上記申込みサイトが使えない場合や、申し込みしたのにメール連絡がない場合、またゼミについての質問がある場合等は、メールで下記の実行委員会宛に連絡してください。
◆ インターウニについて、ゼミのコンセプト過去のテーマなど、詳しいことはhttp://www.interuni.jp/の各サイトをご参照ください。
◆ 今回のインターウニは、筑波大学・ボン大学・高麗大学が共同運営している日独韓共同修士課程(TEACH)と共同主催で行います。
◆ キャンセルについてはこちらをご覧ください。

講 師(予定): 足立 信彦(東京大学)、相澤 啓一(筑波大学)、Ralf Degen (一橋大学)、Wieland Eins (DAAD), 速水 淑子(慶應義塾大学)、Markus Joch (慶應義塾大学)、Stefan Kepler-Tasaki(東京大学)、Matthias Pfeifer(静岡県立大学)、ほか 

主 催:  インターウニ実行委員会 (代表:相澤啓一)
協 力:  Goethe-Institut(ドイツ文化センター), Deutscher Akademischer Austauschdienst(ドイツ学術交流会),
連絡・問い合わせ先: http://www.interuni.jp/mail