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第40回 夏のインターウニ (2018年8月) を開催しました!
Das 40. Sommerseminar fand von 5. bis 8. August 2018 am Yamanaka-Ko statt!

募集案内・テーマ設定はこちら/Ausschreibung
ドイツ語の案内はこちら/Ausschreibung auf Deutsch
ポスターはこちら/Poster
セミナー開催中の写真はこちら/Photos aus dem Seminar
参加者のみなさんからの感想文はこちら/Eindruecke der TeilnehmerInnen (auf Japanisch)
ドイツ人学生から寄せられた報告はこちら/Praktikantenbericht (auf Deutsch)
Schlussfeierでの演奏会の記録はこちら/Konzertmitschnitt in der Schlussfeier


第40回 夏のインターウニ・ゼミナールではDigitalisierungをテーマに議論しました。
ディジタル化の波は止めようもなく進んでいき、私たちの生活はどんどん便利になります。40年前にインターウニが始まったとき、まだ連絡は郵便、名簿は手書きで、コピー機がやっと使えるようになった、という程度の時代だったことを思うと、隔世の感があります。その後、ワープロを経てパソコンが日常化し、今ではEメールすら時代後れになりつつあります。さらにディジタル化を推進して国の生き残りをかけるべく、ドイツはindustrie 4.0を推進し、それに対抗するように日本はSociety 5.0を謳っています。(それぞれのキーワードにセミナーで見たビデオをリンクしました。) 
セミナー参加者の多くが人文系の学生・教員で、そうした動きをよく知らないことも多いので、まずは身の回りで何が起ころうとしているのか、知ることから始めました。amazonやソーシャルメディアなど、どんな恩恵に被っているのか分かってきたところで、次にその社会的な意味やリスクについても考えることにしました。例えばEUでデータ保護についてどんなルールが導入されているのか、中国で日常生活がどんな風に監視されているのかなどについて、いろいろ情報を集めました。さらに、買い物やgoogle検索の情報などによって私たちのことを私たち自身よりもよく知っているビッグデータができている現実にどう対処すればいいのか、ロボットに感情や意識が備わったときに何が起きるのか、さらには、囲碁・将棋のロボットにもう誰も叶わない中でこんどは戦闘ロボットが開発されている現実をどう考えればいいのか、など熱い議論が続きました。残念ながら、台風が迫ってきたため、予定より一日早く終了・解散することになり、そのため、議論する日が一日減り、山中湖で遊ぶ時間も吹き飛んでせわしないゼミとなってしまいましたが、その分さらに凝縮して充実したセミナーの時間をみんなで楽しんでもらえたように思います。


募集要項(Ausschreibung)より:

すばらしいデジタル時代 
Zeitalter der (un)heimlichen Digitalisierung

  世の中どんどん便利になるばかりです。アマゾンとかスマホとか、半世紀前には考えられませんでした。ユートピアのように思われる完全管理の世界が進むとどんな「すばらしい」時代が訪れるかを予言したオールダス・ハックスリーの「すばらしい新世界」が書かれたのは、ナチスが政権を取る前年のこと。今では、新たな理想の世界を目指して、人工知能(AI)の開発とグローバル化が加速しています。私たちは、多少の好き嫌いは別にしても、この趨勢に身を委ねるしかありません。なんといっても圧倒的に便利ですからね。

でも、ほんとうに「すばらしい」デジタル時代が到来しつつあるのでしょうか? たしかに買い物は便利になりましたが、「わたし」についてのデータは、いったい誰がどこでどう覗いて、何に使おうとしているのでしょう? 日本に暮らしたエドワード・スノーデンは、個人データが筒抜けになっている状況に対してたくさんの警告を日本に向けて残してくれました。つい最近、グーグルはAI技術を兵器開発に使わない方針を宣言しましたし、EUではデータ保護規則(GDPR)の運用が始まりました。迫り来るデジタル時代に向けて、いろいろなせめぎ合いが展開されています。今年のインターウニでは、こうした身の回りのデジタル化について、いろいろな立場や見方から一緒に考え、議論してみたいと思います。

ゼミでは、小人数グループで、事前に配布されるテクストについてじっくり討論し、その後、議論の内容を全体会で報告してさらに全員で討論します。ある程度のドイツ語力は必要ですが、多少足りないところがあっても意欲と好奇心さえあれば大丈夫、とも考えています。ドイツ語が追いつかないときは日本語も使って発言や理解を助けあうようにしています。自由時間には富士山を眺めながら、山中湖でボート、湖畔でジョギング、サイクリング等のスポーツで思いっきり気晴らしすることができます。ドイツ語力も考え方もさまざまな新たな友人達と、大いに楽しく議論してみましょう。多くのドイツ人学生にも参加してもらっての、ドイツ語漬けの充実した5日間が待っています。みなさんの積極的な参加を期待しています!

インターウニ実行委員会(2018年6月)       

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主 催:  インターウニ実行委員会 (代表:相澤啓一)
     日独韓共同修士課程(TEACHプログラム)
協 力:  Goethe-Institut(ドイツ文化センター), Deutscher Akademischer Austauschdienst(ドイツ学術交流会),