第23回夏期インターウニゼミナール
Bildung, Universitaet, Gesellschaft
−教養・大学・社会−

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第23回夏期インターウニのアンケート(大学生活について)結果

参加者の感想


23. interuniversitares Sommerseminar
fur deutsche und japanische Kultur
第23回 ドイツ語ドイツ文化ゼミナール
Bildung, Universitat, Gesellschaft
−教養・大学・社会−
参加者募集のお知らせ

インターウニ・ゼミナールは、ドイツの文化・社会に関心を持つ日本人とドイツ語圏の人がさまざまな大学から集まって(interuniversitar)、一つのテーマについて、日本とドイツの文化を比較・対照しながら(interkulturell)、専門の枠を超えて(interdisziplinar)、ドイツ語で話し合うゼミナールです。また、参加者が、国籍や文化の違いはもちろん、先生と学生という立場の違い、世代差や性差、あるいはそれぞれの関心の違いを超えて討論し、たがいに学びあうこと(interlernen)が重要だと考えています。このゼミナールが目指しているのは、単なるドイツ語会話の練習ではなく、現代的な問題についてドイツ語で議論することです。また、その経験が参加者の専門的な研究と結びつくことも期待しています。

 今回のテーマは、「教養・大学・社会」です。

 「教養」という日本語はもともとは漢語ですが、明治時代以降はドイツ語の"Bildung"の訳語として、人間の人格形成やそれに必要な知識の習得、あるいはその知識の対象といった意味で用いられるようになり、大正時代には、いわゆる「大正教養派」の文化人たちが思想や文学、芸術を論じました。第二次大戦後は、大学で専門課程に進む前に一般教養を身につける「教養課程」が導入され、各大学で「教養部」がその課程を担当するようになりました。しかし、1990年代の大学改革以降、多くの日本の大学では一般教育が再編され、「教養部」も解体されました。そして、かつての文化人たちが持っていたような博識で芸術愛好家的な「教養」も消滅しつつあります。最近になって、基礎教育やバランスのとれた知識の重要性を説いて、「教養教育の見直し」を図る動きが出てきていますが、現在求められているのは、さまざまな趣味的な知識や芸術に対する感性であるよりは、むしろ、難解な専門知識を具体的に捉えたり、円滑な人間関係を構築できる社会的なコミュニケーション能力であるのかもしれません。今後、大学教育にはどのようなことが社会的に期待されるのでしょうか。また、外国語の学習はどのような意義を持つことになるのでしょうか。そして、日本が多くを負ってきたドイツの大学の現状と課題は、日本と比較した場合、どのような特徴があるのでしょうか。

 いろいろな方面に広がるテーマですし、なかには専門家に教えてもらわなければわからない問題もありますが、われわれはこのゼミナールの間にすべてに「解答」を見つけよう、などという欲張った考え方をしているわけではありません。むしろ、日本語とドイツ語の世界を行ったり来たりしながら、過去の事例を振り返り、ふだんわれわれが抱いているイメージを見直し、違った見方や考え方にふれて、今後につながる新しい疑問を発見することができれば、と考えています。

 基本的には、小人数のグループで事前に配布されたテクストについて討論し、その内容をドイツ語で報告し、全員で討論します。発言はなるべくドイツ語でするようにしますが、ドイツ語に自信がなくて、何か言いたいことがあっても、どう言えばいいのかわからないという場合は、まず日本語で言ってから、みんなでドイツ語になおす練習をしてみましょう。

28日の午前中は学生参加者が企画する時間にしたいと思います。参加者の皆さんが取り上げたいテーマや問題を提案してください。できれば具体的なテクスト・材料などを申込用紙の裏面に書いていただければありがたいと思います。




日  時:2001年7月25日(水)〜30日(月)

場  所:〒389-1303 長野県上水内郡信濃町野尻湖 ほとり荘   Tel: 0262-58-2606

参 加 費:40,000円(5泊6日の宿泊・食事、テクスト、通信費を含む)

応募資格:大学の専門課程(原則として3年生以上)または大学院でドイツの文化・社会に関心を持ってドイツ語を勉強している学生であれば専攻は問いません。

募集人数:25名程度

講師:相澤啓一(筑波大学助教授)、大石紀一郎(東京大学助教授)、境一三(慶應義塾大学教授)、浜崎桂子(神戸市外国語大学講師)、吉島 茂(聖徳大学教授)、Peter Giacomuzzi(東京大学外国人講師)、Harald Kleinschmidt(筑波大学教授・東京大学客員教授)、Jurgen Lenzko(Goethe-Institut Tokyo)、Gabriele Stumpp(東京大学外国人講師)、ほか

2001年5月

Interuni-Seminar実行委員会:Jurgen Lenzko、大石紀一郎、境一三

協力:Deutscher Akademischer Austauschdienst(ドイツ学術交流会)、Goethe-Institut Tokyo(東京ドイツ文化センター)

◎野尻湖畔では自由時間に、水泳、ハイキング、ボート、ピンポン、テニス、サイクリングなどのスポーツを楽しめます。泳ぎたい人は水着を忘れないで持ってきてください。日中は暑いところですが、夜間は冷えるので気をつけてください。


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